股関節は人体の中でも特に可動域の大きい関節で、体重を支えたり、カラダを動かす際に重要な役割を果たしています。そしてその分、股関節にかかる負担は大きいです。
痛みの原因は先天的なもの後天的なもの、そしてそれぞれが合わさったものがあります。
先天的なものは、生まれつき股関節の骨の形成に異常があり、脱臼引き起こしやすいです。後天的なものはスポーツによるオーバーユースや、中高年に多い「変形性股関節症」があります。先天的な素因があり、加齢により筋力の低下や可動域の低下が重なり、股関節痛を発症するケースもあります。
好発
「変形性股関節症」は女性に多く見られます。先天性の素因が女児に多く、加齢に伴い発症するケースが多いです。
ATTENTION
股関節に痛みがあると歩行のリズムが変わったり、左右非対称になることがあります。成人で外傷がなく、炎症がある場合は関節リウマチによる痛みも疑われます。
施術の方針
診断
痛みの出る箇所、痛みの出る動作、各種徒手検査や筋肉の状態を調べます。
治療
痛みの軽減と日常生活への影響を減らすことを目的に、筋肉の緊張緩和と柔軟性確保を目指します。合わせて、足関節や膝関節の可動域も確保し、股関節への負担の計全を目指します。
腸骨筋・大腿筋膜張筋・中臀筋・小臀筋・内転筋・ハムストリング・下腿三頭筋・大腿四頭筋を鍼や整体で緩めるのが有効です。
セルフケア
痛みが強い場合は過度な運動は行わず、水中歩行などの運動を行いましょう。臀部の筋肉を緩めるためにマッサージボールなどの利用もオススメです。
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