首のつけ根から肩または背中にかけて痛みや重だるさ、張り感があることの総称です。原因は様々ですが、仕事や生活習慣による不良姿勢が原因となる場合が多いです。
頸部や肩甲骨が本来ある位置ではないため、頸部や肩の筋肉が引き伸ばされた状態で使われることがコリを引き起こします。また、同じ姿勢が続くことで肩甲骨周りの筋肉が硬くなり、動きが悪くなることも肩こりの原因です。
ありふれた症状ですが、生活に支障をきたしたり精神的にも負担となることが多いです。また、首や肩の筋肉の緊張により「緊張性頭痛」を併発しているケースも多くみられます。
好発
不良姿勢に伴う筋肉性の肩こりは、年齢や性別に限らず多くみられます。特に現代ではデスクワークやスマホの影響で肩こりが増えています。また、視力の弱い人や左右の視力に差がある人にも肩こりは多くみられます。
ATTENTION
腕や手にかけての痺れや感覚の異常(力が入りにくい等)がある場合は、頚椎の変性に伴い神経や脊髄に障害が出ている恐れがあります。また筋肉の緊張により頚部や胸部の神経に障害が起こることもあるので注意が必要です。
施術の方針
診断
痺れなどの神経症状がないことの確認や、各徒手検査を用いて「頚椎症」や「胸郭出口症候群」との鑑別を行ないます。これらの疾患が疑われない場合、「肩こり」として施術を行います。
治療
鍼灸・整体ともにコリを感じる箇所の血流改善を目的に、局所的な施術を行います。特に整体ではコリの根本原因である姿勢の改善も一緒に試みます。肩甲骨の動きと位置を改善することで肩こりを繰り返さないカラダ作りを目指します。
セルフケア
首や肩のストレッチを行いましょう。肩甲骨を動かす「肩回し運動(※後ろ回しが特に重要)」がオススメです。
首のコリは目の疲労と関係している場が多いので、ホットアイマスクを使って目の披露を軽減することもいいでしょう。頭を前に突き出す姿勢が首や肩への負担が大きいです。PCやスマホを使うときに画面に近づき過ぎないように気をつけましょう。
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