疾患名「ドケルバン病」
腱鞘炎の一種で、手の狭窄性腱鞘炎。
好発
更年期にあたる50代女性や、20代〜30代女性が妊娠・出産を期に発症するケースが多い。いずれも女性ホルモンの影響があるとされる。ホルモンの影響で関節や靭帯が緩むのが原因。またホルモンの影響だけでなく、家事や育児による負担が重なって発症するケースが多い。
ATTENTION
親指を中にして手をにぎり、小指側に手首を曲げると痛みが強くなる場合は要注意!
施術の方針
診断
「フィンケルシュタインテスト」で判定
治療
疼痛の発生する狭窄部への刺鍼はあまり効果ありません。長母指外転筋肉、短母子伸筋の緊張緩和が効果的です。腱に沿って横刺した鍼と、筋腹の緊張部に刺鍼した鍼を結んでパルス(鍼通電)を行います。また、圧痛部を押さえながらフィンケルシュタインテストを行い、痛みの軽減する部分があればそこを治療点とします。(尺沢・経渠・商陽・曲池など)
セルフケア
痛みの出る動作は控えましょう。
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